ダークウェブを見るためには何かしらのソフトが必要だと色々なサイトを目にして覚えたことだと思います。今回はそれを見るにも色々なソフトがダークウェブを見るにはあるよということについて書いてみたいと思います。今回は初心者向けなので、それって厳密にはダークウェブじゃなくてディープウェブだったりなのではないかというようなツッコミをしたくなる方は恐らく読む必要はありません。それでは、実際にどんなソフトがあるのかということについて色々と書いてみたいと思います。

 

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ダークウェブの入り方のきっかけとしてはこんなソフトが

・Tor
タイトルにも書いておりますが、これがもっともダークウェブを見るのに一般的だとされているソフトです。基本的にはパソコンや仮想環境などにインストールしてカスタマイズして使います。人気度がとても高く、これがダークウェブの体験などとして語られるきっかけになっているものです。設定やダークウェブなどの入り方などについて知りたい方は過去に紹介したので、そちらを見てください。基本的にはこのソフトを使って、onionと呼ばれるドメイン名のようなものにアクセス可能になります。擬似的に作成されているので、どこかのレジストラから取って運用するわけではありません。普段使っているブラウザではアクセスできないような領域だったり、安全が確保されないこともしばしばあります。よく勘違いされていますが、通信そのものを匿名にすることは難しいので、このあたりは個人でのセキュリティ知識を身につけることが重要です。

 

・Freenet
あまり人気度は高くないものの、ある程度の匿名性を保持しながらダークウェブにアクセスすることができるソフトです。主にはネットなどの閲覧に支障があるような場合に使うソフトとされております。例えば、日本ならばあまりサイトの閲覧規制はありませんが、他国だとこれは事情が少し異なります。普通に使っているようなインターネット環境のように早くはなく、匿名性を重視しております。また、ファイルの共有などに適していますが、それらに関する一般的なソフトよりはかなり効率が悪いです。ダークウェブを見るTorと違ってURLの形も異なります。また、日本語での導入解説サイトもほとんど普及していないようです。

 

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・I2P
これまたダークウェブを見るためには必要なソフトですが、厳密に用語を解説してみると通信技術の名称です。いわば、匿名でP2Pで情報をやり取りできるようなものだと考えてください。また、互いの通信や通信内容そのものは暗号化されており、匿名性も確保されております。Torを使うよりは、速度は速いです。速度を変えることはできますが、それだけ匿名性は低くなってしまいがちです。

 

・ZeroNet
これまた、ダークウェブを見るために必要なソフトですが、これについては検索で引っかかる情報がほとんどありません。匿名性もさほどなく、普通にネット閲覧もできないようです。これについては、ダウンロードしたことがないので、完全に調べた結果を書いております。また、基本的にはP2Pを使うことによって負荷がそれなりに増えてしまうことや、ZeroNet関連のところ以外にはアクセス不可能です。よって、普通に今まで見ているインターネットを見ることができないので、利便性はとても低く、完全にダークウェブしか見れないソフトです。

ダークウェブのソフトって何でこんなにあるの?

ちょっと不思議に思ったのが、ダークウェブを見るのになぜこんなにソフトがあるのかということです。これらのソフトはたいていの場合は今やネットでものすごくヤバいような言われようになっておりますが、そもそもは誰かに内容を見られたくなかったり、サービス提供会社などに自分の情報を漏らしたくない、ネットなので使い方は良くも悪くも個人に任せるべきだというような考えのもとに作られたソフトもあります。また、一部の国では国民の見たサイトやブロッキングが行われているために、それを回避するために使っていることもあります。近年、ダークウェブを見ることのできるソフトというのは、Torだと言われておりますが、これは元々はアメリカの海軍が支援していたり、財団が次に支援したりというような過去があります。よく勘違いされていますがTorではなく、onionルーティングを開発したのがアメリカの海軍です。

 

そして、その裏ではやはり国とのいたちごっこになっており、例えば中国が対抗としてTorのサイトにアクセス不可能にしたりなど、まるで映画のような世界になっております。

 

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このように、本来は怪しいファイルなどを放流するために作られたわけではないということが、なんとなく分かると思います。現状としては、そうなっている部分もありますが、意外とまじめなダークウェブのサイトもあります。悪意を持った運営者も多々居るので、アクセスしてみなよ、むしろアクセスするなとは言いません。とにかくそれぞれのダークウェブを閲覧するソフトには、何かしらの開発の背景があったということだけは覚えておいてください。また、日本のようにある程度ネットの閲覧を自由にしてくれていない国というのは思った以上にあります。世界地図で見ると半分以上はあります。そういった方にまさに必要とされているソフトで、ヤバい意味でのダークではありません。そんな意味で、今でもダークウェブのソフトは必要としている方が世界レベルでは多いのかもしれません。

 

日本は自由は高いものの、それでも少しずつ検閲が始まっているとされています。もちろんしっかりとした意味合いを持つものです。ただ、今後これが他国のように日本も検閲が本格的に始まらないとは言えません。ある程度政治に興味がないことでも、普段使っているネットに関しては、その動きによってどのような可能性があるのか、個人ではどう対策していくのかを考えておくと、いずれはダークウェブを閲覧するソフトが活躍するときかもしれません。その際はダウンロードしなくとも、存在だけは覚えておきましょう。いつ何がどうなるかというのは分かりません。

 

そんな未来は望んではいませんが。色々話が飛躍してしまいましたが、まじめに読んでいただきありがとうございました。